問7 2012年9月基礎
問7 問題文
国民年金の保険料に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
1) 保険料の額は,毎年度,国民年金法に規定された各年度の保険料の額(平成16年度価格) に,政令で定める保険料改定率を乗じて得た額(10円未満端数処理後)となる。
2) 毎月の保険料は,翌月末日が納期限であるが,納期限までに納付できなかった保険料は, 納期限から3年を経過するとその徴収権が時効となる。
3) 保険料免除期間の保険料を追納する場合,追納できる保険料は,追納に係る厚生労働大臣の承認の日の属する月前10年以内の期間に係るものに限る。
4) 若年者納付猶予制度の所得審査は,被保険者本人および配偶者のみが対象となる。
問7 解答・解説
国民年金に関する問題です。
1) は、適切。毎年度の国民年金の保険料=平成16年度の改正で決められた保険料額×保険料改定率 です。
なお、保険料改定率は、物価変動率や実質賃金変動率の伸びに合わせて調整されます。
2) は、不適切。国民年金の毎月の保険料は、翌月末日が納期限ですが、未納分の年金保険料は、2年を超えると時効で納められなくなります(徴収権が時効となる)。
3) は、適切。免除された国民年金の保険料は、10年以内であれば追納できます。
4) は、適切。若年者納付猶予制度では、学生を除く30歳未満の第1号被保険者は、同居している親の所得は考慮されず、本人と配偶者の前年の所得一定基準以内であれば、適用されます。
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