第3問 2012年9月応用
第3問 問題文
次の設例に基づいて,下記の各問に答えなさい。
《設 例》
金属加工業を営むA社(資本金10,000千円,青色申告法人,非上場の同族会社で株主はすべて個人)の平成24年12月期(平成24年1月1日〜平成24年12月31日。以下「当期」という)における法人税の申告に係る資料は,以下のとおりである。
第3問 資料
〈資料〉
1.役員給与に関する事項
当期においてB取締役に対して支給した役員給与は,平成24年1月から平成24年9月までは月額800千円であったが,平成24年10月から平成24年12月までは月額1,000千円に増額した。なお,B取締役に対する役員給与についての臨時改定事由は特になく,所轄税務署長に対して役員給与の「事前確定届出給与に関する届出書」は提出していない
2.貸倒引当金に関する事項
当期において,損金経理により貸倒引当金1,000千円を繰り入れており,そのうち個別評価金銭債権に対するものが600千円,一括評価金銭債権に対するものが400千円ある。なお,法人税法上の繰入限度額は,個別評価金銭債権に対するものが300千円,
一括評価金銭債権に対するものが400千円である。
3.交際費等に関する事項
当期における交際費等の金額は4,900千円で,全額を損金経理により支出している。このうち,参加者1人当たり5,000円以下の飲食費(得意先との飲食等によるもので,もっぱら社内の者同士で行うものは含まれておらず,所定の事項を記載した書類も保存されている)の合計額400千円が含まれている。その他のものはすべて税務上の交際費等に該当する。
4.試験研究費の税額控除に関する事項
当期における試験研究費の税額控除の額は600千円である。
5.「法人税・住民税及び事業税」に関する事項
(1) 損益計算書に表示されている「法人税・住民税及び事業税」は,預金の利子について源泉徴収(特別徴収)された所得税額90千円・道府県民税の利子割額30千円,および当期確定申告分の見積納税額4,960千円の合計額5,080千円である。なお,貸借対照表上に計上されている未払法人税等の当期期末残高は4,960千円である。
(2) 当期中に「未払法人税等」から支出した前期確定申告分の事業税等が520千円ある。
(3) 所得税額は,当期の法人税額より控除することを選択する。
(4) 事業税には地方特別税が含まれている。
(5) 中間申告については,考慮しないものとする。
上記以外の条件は考慮せず,各問に従うこと。
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