問35 2013年1月基礎
問35 問題文
不動産価格の調査に関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
1) 基準地の標準価格は,毎年7月1日を基準日として発表されるもので,当該基準地は, 公示価格の標準地と同じポイントに設定されることはない。
2) 標準地の公示価格は,毎年1月1日を基準日として発表されるもので,当該標準地は都市計画区域外にも設定されている。
3) 相続税路線価の設定されていない地域では,近隣地域等にある公示価格に0.8を乗じることにより相続税評価額を算定している。
4) 固定資産税評価額は,原則として4年に1度評価替えが行われ,当該評価額は前年の公示価格に0.7を乗じた水準としている。
問35 解答・解説
不動産価格の調査に関する問題です。
1) は、不適切。基準地の標準価格は、各都道府県により毎年7月1日を基準日として9月下旬ごろに発表されます。
当該基準地は、公示価格の標準地と同じポイントに設定されることもあります。
2) は、適切。標準地の公示価格は、国土交通省の土地鑑定委員会により毎年1月1日を基準日として3月下旬ごろに発表されます。
当該標準地は、都市計画区域内のほか、都市計画区域外にも設定されています。
3) は、不適切。路線価が定められていない地域の宅地は、固定資産税評価額に一定の倍率を乗じて評価します。
路線価で評価する路線価方式に対し、この方式を倍率方式といいます。
4) は、不適切。固定資産税評価額は、公示地価の約70%程度が目安で、3年ごとに見直し・評価替えが行われます。
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