問52 2013年1月応用
問52 問題文
公的介護保険(以下,「介護保険」という)について,ファイナンシャル・プランナーが説明した次の文章の空欄(1)〜(3)に入る最も適切な語句を,解答用紙に記入しなさい。
介護保険の被保険者が,当該制度から保険給付を受けるためには,市町村(特別区を含む)から要介護認定または要支援認定(以下,「認定」という)を受けることが必要となる。ただし,40歳以上( 1 )未満の被保険者は,要介護状態または要支援状態となった原因が特定疾病によって生じたものでなければならない。
認定の申請に対する処分は,原則として,申請のあった日から( 2 )以内に行われる。また,認定には有効期間が設けられており,被保険者が認定の有効期間満了後においても継続して保険給付を受けるためには,原則として有効期間の満了となる日の( 3 )前から満了日までの間に,認定の更新の申請を行う必要がある。
問52 解答・解説
介護保険の保険給付に関する問題です。
介護保険の被保険者は、65歳以上の第1号被保険者と、40歳以上65歳未満の第2号被保険者の2種類で、保険給付を受けるためには市町村から「要介護・要支援認定」を受ける必要があります。
ただし、40歳以上65歳未満の第2号被保険者が保険給付を受けるには、加齢に伴う初老期認知症や脳血管疾患等の「特定疾病」が原因である必要があります。
つまり、65歳未満の人は老衰で介護や支援が必要になるわけじゃないから、一定の病気で介護必要になったときだけ保険対象とされているわけですね。
また、要介護認定申請の結果通知(認定の申請に対する処分)は、申請日から30日以内に行われますが、要介護認定には有効期間があるため、引き続き介護保険を利用したい場合は、有効期間満了日の60日前から満了日までの間に更新申請することが必要です。
以上により正解は、(1)65歳 (2)30日 (3)60日
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