問14 2012年9月基礎

問14 問題文と解答・解説

問14 問題文

地震保険に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

1) 地震保険の保険料率における基本料率は,イ構造・ロ構造の2区分および都道府県による等地別の3区分により決められている。

2) 長期の地震保険契約において,保険料を一括で支払った場合,支払った保険料を保険期間(年)で除した額が,毎年の地震保険料控除の対象となる。

3) 地震による建物の主要構造部である軸組(柱,はり等),基礎,屋根,外壁等の損害の額が,その建物の時価額の20%になった場合,地震による損害は「半損」とみなされ,地震保険の保険金額の50%相当額が支払われる。

4) 地震保険料の算出において割引制度を利用する場合,基本料率に対し最大30%の割引率を適用することができる。

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問14 解答・解説

地震保険に関する問題です。

1) は、不適切。地震保険の保険料率は、建物構造・等地別の「基本料率」に、割引率や長期係数(契約期間が長くなると保険料が割安になる)を適用して算出しますが、地震保険の基本料率は、居住用建物の構造(イ構造・ロ構造の2区分)と都道府県ごとに1〜4の4つの等地に区別した4区分で決められています
※イ構造:耐火建築物・準耐火建築物等  ロ構造:イ構造以外の建物

2) は、適切。長期の地震保険で、保険料を一括で支払った場合、支払った保険料を保険期間(年)で割った額が、毎年の地震保険料控除の対象となります。

3) は、適切。全損・半損・一部損の判定基準は、建物の主要構造部である基礎や柱などの損害額の、時価に対する割合で決められています。
全損:時価の50%以上、半損:時価の20%以上、一部損:3%以上20%未満
地震保険により支払われる保険金は、損害の割合によって3段階に分かれており、全損は契約金額の100%、半損50%、一部損5%で、いずれも時価が限度です。

4) は、適切。地震保険の保険料は、建物の免震・耐震性能に応じて、免震建築物割引や耐震等級割引等の割引制度があり、10%〜30%の割引が適用されます(重複不可)。

問13                問15

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