問58 2012年9月応用

問58 問題文と解答・解説

問58 問題文

前問を踏まえ,A社が当期の確定申告により納付すべき法人税額を求めなさい。計算過程を示し,答は千円単位とすること。

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問58 解答・解説

法人税額の計算問題です。

法人税を計算する際の、所得金額の計算式は、
所得金額=当期利益+加算分−減算分+法人税額から控除される所得税額 です。

で、この所得金額に法人税率30%(800万円までは18%)を乗じ、そこから法人税から控除される所得税額を差し引けば、法人税額が出てきます 。

まず、加算分=30+4,960+600+300+450=6,340 ですから、
所得金額=11,090+6,340−520+90=17,000千円 です。
法人税額=8,000×18%+(17,000−8,000)×30%=1,440+2,700=4,140千円

ここから試験研究費の税額控除額600千円と、源泉徴収済みの所得税90千円を差し引きます。
よって、納付すべき法人税額=4,140−600−90=3,450千円。

試験研究費の税額控除額600千円は、「税額控除」ですので、所得金額を計算して算出された法人税額から、当該金額を差し引きます(所得から差し引く「所得控除」ではないことに注意)。

問57                         問59

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